「こだわりを持って生活してる方のお部屋を取材して、間取りと全体図をイラストで描くのやりたい… !!」というひょんな思いつきから初めてみたこの企画。
第3回目は、農家だったお家を自分たちで改装して、居心地よく暮らしている夫婦のお家です。
今回のお部屋の住人は?
今回は、家具職人の夫と暮らす織物教室の先生をしている方のお部屋にお邪魔してきました。
家具や雑貨を販売したり、商談や織物教室をするスペースも兼用しているそうで、どんな風に生活と上手く組み合わせて使っているのかを見せてもらいました。
元々美大に通われていたそうで、そのセンスの良さがお家にも現れていました。
お部屋の間取り・全体図
山道を少し進むと、開けた平野が広がり、その中にある一軒家。
なんでも、元々昔の農家を自分たちで改装して作ったのがこのお家だそう。
実際所々に昔の建物の名残や梁などが残っていました。
お家の全体図はこんな感じ!
元々部屋が「田」の字のように4つに分かれていたそうで、今回はその4つの部屋のうちの一つと、元々は「土間」だったところをショップにした空間をスケッチさせてもらいました。
夫が家具職人なので、DIYも自分たちで全部したそう。
イラストの左側のショップスペースは、全体的に落ち着いた暗めの照明。
自作の棚に、ハンドメイドのアクセサリーや小物が沢山おかれています!
元々農家の土間をそのまま使っているので、天井も高く、剥き出しの梁や茅葺の屋根の残りなどが沢山残っています。
右側のスペースは、普段商談をしたり織物教室をしたりする場所だそう。
白い内観だったり明るめの照明で、実際の暮らしのスペースに合わせた間取りになっています。
お部屋のお気に入りポイント
お部屋のお気に入りポイントは、お店のスペースにあるウォールナットの椅子に腰掛けた場所。ここでぼーっとするのが心地いい。
風通りもよく、入口から自然が見渡せて、とても落ち着くのだそう。
実際に座れせてもらったけど、たしかに居心地が最高だった!◎
椅子の高さもちょうどいいし、目線や風の心地いい通り、安心感なども大きかったです。
ウォールナットの木だからこそできるテーブルの脚の太さや木目の荒々しさを最大限生かした造りの家具。
このウォールナットのテーブルと椅子は販売しているそうですが、実際にお家に起きたくなってしまいます。
お部屋Pick up!
いくつか気になった部分をPick upしていきます!(こちらは写真で!)
▼入り口にはかわいい子ども用のブランコが
▼農家の土間を生かした天井の造り。
▼この窓のガラスは全て拾いものだそう
▼ショップスペースのグッズもどれもかわいい
▼他の作家さんの作品も飾られていました
居心地のいいお部屋づくりのポイント
元々、古いものが好きらしくて、
近くに落ちていた棚を拾ってきたり、工場からいらないガラスをもらって窓に嵌めたりされているそう。
古いものや手作りの良さって、居心地のいい空間を作るのに結構重要じゃないかな、と思います。
もちろん、古着やアンティーク家具のような、一度人が作ったものが嫌だという人も多いですが、長い年月をかけて経年変化したり愛着を持って使われたものって自然と懐かしみを感じます。
そして、立地もそうなのですが、「自然と共にあるくらし」をされていて素敵でした。
自然を無理やりに壊さず、残っているものを生かして内装を作ったり、
全て天然無垢の家具にこだわったり、多少の虫は入ってきても身体に悪い化学製品を使わないようにしたり。
自然のリズムに合わせてモノを作ったり作品を作る様子が、優雅だなぁと感じられました。
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イラストで巡るこだわりのお部屋一覧