こんにちは、RINです~
『方丈記』を書かれた鴨長明は、俗世間から離れ和歌に専念するために、晩年 山奥の庵に住んでいました。
また、作家や画家は、何か作品を創り上げる時にいつも住んでいる家とは別の別荘やアトリエにいきます。
そうすることで、他の余計なものを遮断し、自分の制作に集中することができるから。
どちらもその時の自分に不必要なものを排除することができる。
私も、ただただ読書をするためだけに何もない小さな空間に滞在してみたいな、と思いました。
3畳のひと間と自然
お寺のような静かなところの、3畳のひと間に一ヶ月間住んでみたいです。イメージは茶室みたいな感じの、畳ばりで自然光の入ってくるあたたかみのある部屋が理想。
窓を開けたらパッと自然が目に入ってくるところがいい。鴨長明は山中に庵を建てて住んでたそうなので自然が美しかったでしょう。
山奥がいいって訳では無いですが、喧騒から離れたい気分です。あまりに常にオンラインの状況が続くので、あえてそれを遮断してみる。四季折々の自然の移り変わりが楽しめるようなところがいいなぁ。
朝、障子窓をパンッとあけると、光に照らされた木の葉が輝いてて、澄んだ空気が部屋に流れてくるのとかいいですね。
それから朝だけじゃなくて自然を見て楽しめるところがいいです。
鴨長明の暮らしも、花鳥風月を友として、四季の自然を楽しんでいたそうです。また、何の規制もないから、好きな和歌を好きなだけ詠い、好きなだけ琵琶も奏でていたそう。
鴨長明の住んでいた日野南山から都まで徒歩3時間。都心との距離を保ちつつ、自然に近い場所で何にもとらわれずに生きる。
春は藤波を見る。紫雲のごとくして西方に匂ふ。夏は郭公を聞く。語らふごとに死出の山路を契る。秋はひぐらしの声耳に満てり。うつせみの世を悲しむほど聞こゆ。冬は雪をあはれぶ。積り消ゆるさま罪障にたとへつべし。ー方丈記
ただただ読書をしていたい
私は最近本当に読書欲がひどくて、読みたい本が溜まりに溜まってます、画塾が忙しくて時間が取れないのもあるかも。歴史系の本から建築系、澄んだ気持ちになれる本…。
それらの本をバッグに詰め込んで、周りの目を気にせずに好きなだけ読書したい。本だけを持っていくことで、それ以外の誘惑(ついついスマホ触っちゃうとか絵を描いたり映画観たりとか)を断ち切って読書に集中できると思うんですよね。あと、時間の流れもゆったりと感じられる。
疲れたら自然を見ながら散歩してリラックス!とかいいなぁ…。
共感してくれる人いるはず☝︎☝︎☝︎
1度でいいからお寺みたいな静かなとこの3畳のひと間に一ヶ月間暮らしてみたい。
窓を開けたら自然がパッと目の前に現れて、かつ渋みのある部屋。そこで暖かいお茶飲みながら好きなだけ読書していたい、ひそかな夢😳 pic.twitter.com/actuqmcUoW
— RIN(凛)∞学生ミニマリスト (@byakuran_2205) 2018年2月12日
最後に、方丈記の中で私の好きな文章を。
ほど狭しといへども、夜臥す床あり。昼ゐる座あり。一身をやどすに不足なし。
かむなは小さき貝を好む。これ事知れるによりてなり。みさごは荒磯にゐる。すなはち人を恐るるがゆゑなり。我またかくのごとし。事を知り、世を知れれば、願はず、わしらず、ただ静かなるを望みとし、憂へ無きを楽しみとす。
▼鴨長明の『方丈記』は、平安時代のミニマリストのブログって感じなので、ぜひ一度読んでみて欲しい一冊です…!
- 作者: 鴨 長明,簗瀬 一雄
- 出版社/メーカー: 角川学芸出版
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