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【書評】家入一真さんの『なめらかなお金がめぐる社会。』を読んでの感想。”小さな経済圏”をつくりたい。

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「”大企業に就職したら一生安泰”なんてありえない。」

最近では、昔よりこの考え方も一般化してきて、色々な生き方をする人も増えてきました。

 

Twitterてか見てても面白い生き方してる人たくさん見かける…!!

 

でも一方で、「この生き方以外にも考えなきゃいけないのはわかったけど、どうすればいいの…??」と思う人がいるのも事実。

 

この本ではそんな”これからの生き方”をお金と絡めて優しく提案してくれています! 

 

『なめらかなお金がめぐる社会。』の内容

この本は、CAMPFIREのクラウドファンディング、polcaなど色々な事業を手がける家入一真さんによって書かれた一冊。

 

今までの高度経済成長によって築かれてきた日本だけど、正直今は低迷している時代。

 

そんな現代に対して、新しいお金の回し方・経済を提案した一冊。

提案というよりも、現にそのようになっている経済圏もあるので、今どうすべきか迷う私たちに優しく語りかけてくれる感じです。

正直最初は難しいのかなって思ったけどどんどん引き込まれた一冊!

 

 

  

”小さな経済圏”を作るということ

「小さな経済圏」とは何でしょうか…?

 

家入さんは本書の中でこう位置付けています。

 個人や地域レベルで小さなつながりを持ち、支え合っているコミュニティのことを、僕は「小さな経済圏」と呼びたい。

 

これからの時代、小さな経済圏が大切になってくる。

 

自分の身の回りでお金を循環させる仕組みを作るということ。各々が自由に、自分の幸せを追求できる社会を作ることです。

 

自分が「こんなことやりたい!」と思ったら、誰でも資金調達ができるということ。失敗するか上手くいくかは関係なくて、誰でも挑戦できる世の中を作るということです。

 

家入さんは、そんな誰もが平等に挑戦する権利を持つために『CAMP FIRE』を作りました。

 

自分のやりたいことができるために、まずは小さなところから初めてみる。

 

それが小さな経済圏を作るということにつながります。

 

 

好きなことができる時代だからこそ…

 ある日、今まで走ってきたレールが突然なくなって「さあ、ここからは自由に生きなさい」と言われたところで、全員が全員、「よし、「じゃあ、あっちに行こう」と思えるとは限らないだろう。

 現代って、多様な価値観が受け入れられてきているし、好きなことややりたいことがある人にはいい社会なんだろうけど、みんながみんなそうとは限らない。

 

特に好きなことはないけど、普通に安定した生活をして家族持って楽しく暮らしたいって人もたくさんいるわけだし。

 

そういう人たちに突然『好きに自由に生きていいよ!』って言っても『やったー!』 ってはなりませんよね。

 

逆に、生きる意味がわからなくなって戸惑ってしまう。

 

そんな時に大切なのは、やっぱり”居場所”になります。

 

自分が社会に押しつぶされないための場所だったり、人との関係性のある場所。それはシェアハウスかもしれないし、学校かもしれないし、オンラインサロン、高校の友達、家族、、、色々ある。

 

自分が辛い時に逃げられる場所があると、逆にいろんなことにも頑張れる。

”逃げるのは甘えだ!”なんて言葉もあるけど、その言葉のせいで鬱になったりする人もいるから信じる必要はないと思う。

 

そして、そんな”居場所”を複数作っておくことも大切です

 

どこかで居心地が悪くなっても、別のところにいけるのは安心できるし、強い。今は、ネットで誰とでも繋がれる時代だから、そんな”居場所”も生まれやすいでしょう。

 

そういう居場所を持っておくことで、いろんな挑戦もしやすくなりますよね。

 

 

 

 

収入の選択肢を増やそう

 CAMPFIREを利用して、小さな経済圏を体験してみることを提案したい。クラウドファンディングはどこか違う世界の話だと考えてしまいがちだが、インターネットがここまで浸透したからこそできるようになった、新しい生き方の形でもあると、僕は考えている。

 

これからの時代、一つの収入源に頼っていては、苦しくなってきます。

 

会社の給料だけに依存するから会社を辞められないし、バイトしかしてないから時間給以外でのお金の稼ぎ方がわからない。

 

でも、それじゃあその収入の柱がなくなった時に困るのは自分。

 

いきなり何十万も稼ぐのは難しいかもしれないけど、ブログで数万円、クラウドソーシングで数万円、というように稼ぐ仕組みを作っていくことが、これからの時代には大切です。

 

 

『なめらかなお金がめぐる社会。』はあたたかい気持ちにさせてくれる

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家入一真さんの本を読んで、すごいあたたかい気持ちになりました。

 

家入さん特有の世界観の、優しい言葉で語られていて。

 

常に弱者の視点に立ってこの社会をよくしよう、という強さが伝わってきました。

 

”小さな経済圏”を作ることは、これからの時代絶対に大切になってくると思うので、すごい共感できる一冊でした!!

 

 特に、学生にはめちゃくちゃ役に立つ内容なので、ぜひ読んでみてください!!

 

 

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