いきなりですが、皆さんはなぜミニマリストになりたいと思いますか?
あるいは、なぜミニマリストですか??
『部屋を綺麗にしたいから』
『本当に必要な持ち物だけで生活したいから』
理由は色々あると思うけれど、結局はミニマリストって現代の行き過ぎた消費主義が生み出したものだと思うんです。
『モノが少ない方が豊かに生きれる』ということをみんな実感しているからなのかな、と。
モノを所有することが幸せに繋がらない
今の時代、世の中にはいろんなモノが溢れかえっています。
街中を見ても、雑誌やSNSを開いても、『もっと豊かになろう』『もっと綺麗になろう』『もっと便利なものがあるよ』とたくさん誘惑がある。
ついつい目移りしちゃいそうになるよね…!
現状で十分達成されているようなことでも過剰に理想像を見せて、消費欲・物欲を煽って来ます。だから人々は、それに魅了されて色々なモノを買う。そのおかげで経済も回っています。
でも、その過剰ともいえる消費主義が、人々をしんどくさせているのも事実。
社会が見せてくる理想について行くのには精神的・経済的にも体力を使うし、 ついつい余計なものを買ってしまったり、そのせいで家にモノが溢れかえってる人もいます。
そうなると、『こういうのが素晴らしいよ!』『こうすると幸せになれるよ!』という社会に疑問を持つ人が現れるのも当たり前です。
『そうしても幸せになれないんだけど…?』って思っちゃう人も出てくるよね。
その結果、『モノを所有する=豊かで幸せになる』という共通認識がガラガラと崩れてくるんですよね。
モノを所有すると逆に不自由になったりもしますし。
ミニマリストを目指して不要な持ち物を断捨離している人も、そういうこと感じたことがあるんじゃないのかな。
今までは、『モノが十分にある=豊かさの象徴』って感じだったけど、今は必ずしもモノを所有していることが豊かさに繋がりません。
若者が消費主義に揺れない理由
なんで私たち若い世代があまりモノを所有することに関心が向かないのか。
理由は簡単で、”生まれた時から必要なものが揃っているから。”
生まれた時から、欲しいものは割と簡単に手に入れられたし、生活に困ることもそうそうない(日本じゃ最悪死なない)。
本当にありがたい社会、、、。
そうなると、物質的な欲求よりも本質的な面を求めるようになるんですよね。
RINも今19歳だけれど、『欲しい物ってなに?』と聞かれても、パッと思いつかないんですよね。むしろ、欲しいものはあんまりないかもしれない。
それよりも、『常に何か面白いことにハマっていたい』とか『もう少し時間が欲しい』って思うことの方が多いです。
ミニマリスト=自分軸で生きる人
そんな過剰な消費主義を煽る現代の社会で、『モノをたくさん所有すること=幸せ』に疑問を持つ人も増えてきていて。
実際、モノをたくさん所有していると不自由なことも多いですよね。
掃除や物の管理も大変だし、心配事も増えちゃう。
そういう疑問を持った人や、過剰な消費主義に飽きてきた人が『じゃあ自分にとっての幸せってなんだろう?』って考えたときに、
その一つが『自分軸で生きること』かな、と。
周りに左右されずに、自分なりの基準で生きること。必要最低限の持ち物で生きてるミニマリストはそれが実行できているんだと思います。
私もついつい、”みんなが持ってるから”とか”みんながしてるから”という理由でモノを買ったり行動したりしたこともあったけど、大概あとで気づくんです。「あ、やっぱり要らなかったな。」と。
人それぞれアイデンティティは違うから、人と全て同じものや環境が必要なわけがない。
『自分は音楽が好きだからギターは必要だし、いい音楽プレイヤーは絶対いる。』
『自分は本を読むのが好きだから、本だけは断捨離できない』
人によって”自分の必要最低限”は違うから、無理に他人や社会に合わせて生きる必要がないんですよね。そして、そっちの方が絶対幸せ。
だから、『自分はどんな生き方がしたいんだろう?何に自分の時間をかけたいんだろう?』って考えて、そこから必要なものを逆算して洗い出して、自分らしく生きることが大切なのかなって思います。
モノの執着から離れて本当に大切なものを大切にしたい!!
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