こんにちは、RINです!
現代の社会は、とにかくお金・時間を効率的に得られるように、無駄をとにかく省く!と効率的に生産性を上げることがいいこととされるように感じることが多いです。
そして、色んなことを頑張りすぎるまじめな人ほど、失敗した自分を責めたり、時間を有効に使えない自分に罪悪感を抱きやすい。
だけど、そんな時代だからこそ、“ゆるく生きる”ことが大切だと思う。
夏生さえりさんの著書、「今日は、自分を甘やかす」を読んで改めてそう感じました。
夏生さえりさんって?
Twitterの恋愛妄想ツイートか話題になって、フリーライターとして活躍されている方。
Twitterのフォロワー数は15万人だそうです!
難しいことをやわらかくすること、人の心の動きを描きだすこと、何気ない日常にストーリーを生み出すことが得意。好きなものは、雨とやわらかい言葉とあたたかな紅茶。
彼女の書く文章はすごくあたたかいものがあって、読んでいて心が癒されます…!
▶さえりさんのTwitter:さえりさん (@N908Sa) | Twitter
▶ブログ:SAERI BLOG
今回は、そんな彼女の著書、「今日は、自分を甘やかす 」を読んで実践したいなぁと思ったことと心に残ったところをまとめてみました。
内容紹介
“この本には、夢のかなえ方も、キラキラした女性になる方法も書かれていません。
書いてあるのは、今過ごしている日常をほんの少し愛せるようになるための考え方のコツや小さな方法や習慣。
十分がんばっているわたしたちに必要なのは、「もっと輝く方法」ではなく、「毎日をちょっと愛せるようになること」ではないでしょうか。”“ 毎日をゆるく・たのしく・ほがらかに生きる。
今までの自分、今までのやり方にこだわりすぎず、新しい発見をたのしみながら暮らす。きっとそれがしあわせを連れてきてくれる。”
「つまらない」のは誰?
「いいよな、お前は楽しそうで。俺の人生なんてつまらないもんだぜ」
友人は以前こんなことを言っていた。
正直に、ストレートに、言わせてもらう。
「つまらないのは、あなた自身じゃないの?」
最近、自分のやりたいことに突き進んでそれを実現させている人たちと話したことがあって、その人たちはみんなすごく楽しそうだった。その楽しそうな雰囲気が伝わってきて、正直羨ましく思った。「私も楽しいことしたいーー」と。
よく、”楽しいことは自分で生み出すものだ”ということを聞くけど、これが自分にはなかなか納得できなかった。環境も変えずに、どうやって生み出すのかもよくわからず、悶々としていた。
でも、この本を読んで、少し分かった気がする。つまらない生活をしているのは、自分の選択と考え方のせいだということに。
いつもの生活に楽しみを作り出すのは簡単なことだった。無理に突拍子もないことをしなきゃいけない訳でもなかった。
この本に、例がのっているのだけれど、それがとても分かり易い。
たとえば焼肉屋でアルバイトをしているとき、淡々と注文された肉を運ぶだけだと「つまらない」。
けれど、じゃあそのカップルのお客さんのうち「誰が肉を焼く係だと思うか?」と自分で予想ゲームをする。「あの男の人はマメそうだから、男の人かな」とトングを置く向きを男性側にする。そうして観察を続ける。女の人がスッとトングを取る。「間違ったか…。じゃああっちのお客さんはどうだろう。」
これはすごく楽しいと思った。ワクワクする。
これなら、退屈だなぁと思う満員電車の中や、家で1人で居る時にも自分自身を楽しませることができるなぁと思った。
“楽しい人の周りには楽しい人が集まる”ということをよく聞くので、これを気に、1人ワクワクすることをたくさんしたい。
ポジティブな言葉で「悪口」を言う
人は誰だって愚痴や嫌なことがあったら吐き出したくなることはあると思う。私もあります。
でも、よく、”ネガティブな言葉を使ったら、自分に返ってくる”とか言われるから、「なんか言えないなぁ~」って自分の中で我慢して溜め込んじゃうことも多い。
でも、それは積もり積もってストレスにもなる。
そんな時こそ、ポジティブな言葉で悪口を言う。
ちょっとした思考の転換方法で、ムカつくような人がいたら、「あいつなんか、日本人の知らない小さな国で一生活躍してろ」というのだ。
これを読んだ時、思わずくすっと笑ってしまった。とても可愛い悪口だなぁと。
でも、これで自分のストレスが発散させるならすごくいいと思うし、ポジティブな言葉なので自分にダメージも返ってこない。
私も今度から愚痴を言いたくなったらこれを使おうと思う。
「嫌われたくない」は人を退屈にさせる
人は「嫌われたくない」という思いを持つ人が多い。私もそのうちの一人で、嫌われたくないから人の目を気にして振舞ってしまう。
だから、「別に嫌われてもいい」と自分らしく振る舞えている友達なんかを見ると羨ましく思ってしまう。
でも、結局は、誰にも嫌われないように振舞っていると、嫌われることはないかもしれないが、好かれることもない。
たしかにだれかに合わせているだけの人って、なにが好きでなにが嫌でなにを楽しいと思っているのか周りからはわかりづらい。仲良くなりたくてもあまいちつかみ所もない。相手だって、どんな人なのかが知りたいはずなのに、嫌われないようにしていると何も伝わってこなくて、新しい情報もないし刺激もないし、不快にもならないけど正直言って退屈でもある。
好きなものを好きと言い、嫌いなものを嫌いといえる暮らし方がしたい。
人前でもそういう風にできる人になりたいなと思った。
本を音読する
毎日、何か楽しいことないかな〜って思う人がいるかもしれないけれど、日常における小さなしあわせの見つけ方の一つに、「本を音読する」というのがある。
そんなことしたことないな、と思ったかもしれないけど、本を読むときは脳内で音読をしているはずで、そのリズムが自分に合っていれば合っているほどスッと読むことができ、リズムが自分に合わないものであればなかなか読み進められない。意識している・していないにかかわらず、人は文章の音を身近に感じているはずだ。
本によって(作者によって)、言い回しや句読点の位置、語尾の使い方は異なるから、人それぞれに「自分に合うリズムの本」があるという。
“この人の文章なんか好きだな”と思える本を探して音読してみるのも楽しそう。
試しに、私は夏生さえりさんの書く独特の雰囲気のある文章が好きだったので、この本を読みながら音読してみた。
結論としては、とても楽しかった…!
文章がするすると自分の中に入ってくる感じで、なんか心地いいなという気がした。ワクワクする感じ。
これは、しばらく続けてみたいなと思う。音読するのが楽しい文章の本も探していきたい。
▼夏生さえりさんの文章の雰囲気は、ブログからでも伝わるので、よかったら読んでみて欲しいです。
まとめ
あたたかい紅茶と一緒にこの本をゆっくり読んでみた。
“いつもの毎日をちょっと愛せるようになふコツ”が48個載っているので、読み応えも抜群。今回は、その中から特に印象に残ったものをピックアップさせてもらった。
巷にはよく、「時間を効率的に使うならこうすればいい!」とか「生産性を上げることが大事!」などという本や記事を見かけますが、いつもそれだと心に余裕がなくなりやすい…!
人生は結局”楽しめば勝ち”だと思うから、無理に何かを成し遂げようとか思わなくてもいいんだなと思えた。
日本はどうしても海外と違って、常識を押し付けたり、失敗した人を笑ったり、空気をよんで行動しなきゃいけないところがあるから、生きにくいと感じるのは当たり前。
多くの人が金曜日になるとワクワクして、日曜日の夜になると嫌になるのもそれと同じで。
そんな中でも日常の些細な出来事に”喜び”を見つけることはできる。そんな毎日の生活に取り入れたいアイデアが詰まった本。
私ももっとゆる〜く生きようと思います…!
今日は、自分を甘やかす いつもの毎日をちょっと愛せるようになる48のコツ
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