Simplicity.
ミニマリストのシンプルで心地のいい暮らし。
Book

【書評】ドミニック・ローホー さんの『シンプルに生きる』はミニマリストや断捨離のの原点がわかる一冊。

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   「中々思うようにモノが捨てられない、、、」

 新年を迎えるためや片付けるために断捨離をしていると、こんな風に思ったりすることも多いのではないでしょうか?

 

周りの人に聞いても、『モノを捨てたいと思うけど全然捨てられないんだよね』っていう人が多かったり。

 

そんな人は、モノを捨てることが手段となっていませんか、、、? 

 

モノを捨てることが手段になっていると、断捨離は結構難しくなってきます。

 

 「なぜ自分は断捨離をしているのか、ミニマリストになりたいのか」

 このミニマリストの本質を思い出させてくれる一冊としてドミニック・ローホー さんの『シンプルに生きる モノを持たない暮らし』を紹介します!

 

 

 

『シンプルに生きる モノを持たない暮らし』の内容

 

  持ち物は少なく、生き方は身軽に 余分なものを取り除くと、新たな世界が開かれます。

完璧を求めるのではなく、より豊かな生き方を。

まずは、モノを多く所有することを止めてみましょう。すると、自分自身にかける時間が増やせて、からだと心のケアに費やせるようになり、精神面の充実と豊かな心が手に入ります。収納、インテリア、ファッション、時間、お金etc…シンプルで自然な生活の喜びとその効用を再発見したいと望む方へ贈ります。

ー『シンプルに生きる モノを持たない暮らし』より

ミニマリストになった今でも、定期的に読み直している一冊。

手のひらサイズのミニマムな本でイラストも可愛らしく、かつミニマリストの本質が詰まっているなあと思う本です。

 

ミニマリズムの原点と言える考え方がこの本に凝縮されているので、

「あれ、何のためにモノを捨てているんだっけ?」とか

「ミニマリストになってどうしたいんだったかな、、」と迷ったときに読むと、自分の軸がブレずにすみます。

 

もちろん、捨て方やとっておくものについても詳しく書かれているので、断捨離が加速すること間違いなしです!!

 

 

 なんでモノを捨てるの?

   シンプルにすること、それは暮らし全体の風通しを良くし、ものの本質そして真髄を見極められるようにすることなのです。ー『シンプルに生きる モノを持たない暮らし』より

 

ミニマリズム(最小限主義)はモノを捨てることだけではありません。

 

シンプルに、身軽に生きることが暮らしをより豊かにしてくれます。

自分なりの基準で世の中を眺め、必要・不必要を見分けることができるようになると、周囲や世間の流行などに流されずに自分軸で生きることができるようになります。

 

「シンプルに生きる」ことは、もちろんちょっとやそっとで簡単にできることではありません。何年もかけて極めていくもの。
だからこそやりがいはあるし、少しずつ変化していってる感を楽しめます。

 

そして、『断捨離』はそのきっかけのようなもの。

物質的なものを手放すことが、まずは手っ取り早くかつ可視化されるのでやりやすいんですよね。

 

大切なのは、現代の消費主義に流されず、自分なりの価値基準を持って生きることです。

 

まずは自分自身に問いかけてみてください。

  • 私の生活を複雑にしているのは何?
  • それにはやるだけの価値があるの?
  • 私はどのようなとき一番幸せ?
  • 持つことは在ることよりも重要?
  • 実際にどのくらい少ない持ち物で私は満足できるの?

 

 

 

ミニマリズムの利点に気づく

 ミニマリズムを毎日の生活に取り入れると、様々なメリットがあります。

「シンプルに生きる」でも、ミニマリズムを実生活に取れ入れるメリットがたくさん紹介されています!

 

いくつか例をあげるとこんな感じ!

  • 時間を有効活用できる
  • ”今”に集中できる
  • 感性を豊かにする
  • 集中力が鍛えられる
  • 習慣化できる
  • お金と賢く付き合える
  • お金にだらしなくなくなる

時間の効率化やお金が増えるのは当たり前ですが、精神面でも様々な利点があります!

 

この本の特徴は、物質的に目に見えるメリットよりも、精神的な目に見えないメリットをきちんと挙げられているところ。 

 

おそらく誰だって幸せに生きたいな〜とは思うはずなのですが、その幸せに生きるために有効的なのがミニマリズムだということをめちゃくちゃわかりやすく説明してくれています。

 

こんな難しい概念的な部分をちゃんと言葉で表現されてるのはすごすぎる、、、

 

 ▼ミニマリストのメリットはこの記事でもまとめています!!

ミニマリストのメリット・デメリットとミニマリズムの活用方法

『ミニマリズム』は効率的に生きたい人ほどオススメしたいツール

 

 

生活に『美』を取り入れる

  本物の贅沢とは、自然に、ほとんど無意識に心地よさを見出せる状態のことを言います。例えば革の匂いのするソファー、カシミヤのひざ掛け、クリスタルグラス、白麻のテーブルクロス、白磁器でできたシンプルな皿、暖炉の火、、。

 

  自分らしいライフスタイルを持つことは生活を限りなく豊かにしてくれます。そのスタイルとは、例えば、朝食の前に髪を梳かすこと。食事の時間に優しい音楽をかけること。プラスティック製品とビニール製品を生活空間からできる限り排除すること。銀製品を来客のときだけでなく毎日の食卓で使ってみる、というようなものです。

 

「生活に『美』を取り入れる」と聞くと、中々理解しがたい方も多いと思います。あるいは、「美」と聞いただけで「自分には関係ない」と思うかもしれません。

私も最初読んだとき「”美”かあ、、、ややこしそう」って思った…

 

でも、「生活に『美』を取り入れる」というのは難しく考えずに「大好きなモノだけに囲まれて生きる」「毎日を丁寧に生きる」ってこと。 

 

自分の持っているものが大好きなモノだけだったらそれを使う時間も自分にとって特別な時間になります。触る度、見る度に喜びを見出してくれるものは、それだけで”美しい”時間!

 

そして、「毎日を丁寧に生きる」というのは、”今”に集中して生きること。普通に生活してたら、「次はこれしなきゃ!」「今度これしよう!」とか未来のことばかり考えてしまいがちですが、ちょっと立ち止まって今に集中してみる。

そうすると、時間の”質”も変わってきますし、生活が豊かになります!

 

瞬間瞬間の”美”を大切にするのがミニマリズム的生き方!

 

 

 

ミニマリズムの本質を知りたい人は読んで欲しい一冊!

この本の著者、ドミニック・ローホー さんは 「シンプルに生きる」ことを何年も追求されているミニマリスト。

文章からも伝わってくるのですが、とても品性のある方だな、と思います。

 

そんな何年もシンプルに生きることを追求されちるからこそ、ミニマリズムの本質を深く突いており、読むといつもハッとさせられます。

 

ミニマリストで自分の持ち物を断捨離してはいても、ブレることも多々あるので定期的に読み返してる本です。

 

モノを捨てることに中々取り組めない人には後押ししてくれると思うし、

断捨離が中々完了しない人は本当に大切な部分を思い出させてくれる本になっています。

 

断捨離・ミニマリズムに興味のある方はぜひ読んでみてください!

 

 

▼ドミニック・ローホー さんの本はこちらもおすすめ!

ドミニック・ローホー さんの『バック・トゥ・レトロ 私が選んだもので私で十分』はSNS疲れしたら読みたい1冊。

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