『デジタル化で色々なものが効率化されたり便利になったはずなのに、どんどん忙しくなる…。時間がない、、、』
現代社会に生きていると、こんな風に思ったりすることはありませんか?
スマホの出現ややデジタル化によって色々なものが効率的にできるようになったのに、昔よりも『忙しい』『時間がない』 が口癖になっているのはなぜでしょう?
普通に考えたらもっとゆっくりする時間があってもいいはず、、
この本では、現代社会に溢れてる誘惑や効率化の社会とうまく付き合い、かつ自分の時間も大切にする方法が紹介されています!
『忙しすぎる、、、』が口癖の人にこそ、読んで欲しい一冊です◎
- ドミニック・ローホーさんの『バック・トゥ・レトロ 私が選んだもので私で十分』の内容
- 時間は自分で管理するもの
- 無駄と効率化の緩急をつけて生きる
- ネットとの付き合い方
- 「忙しすぎる!」と思ったら読んで欲しい一冊
Contents
ドミニック・ローホーさんの『バック・トゥ・レトロ 私が選んだもので私で十分』の内容
ネットは便利ですが、反面、常に人と自分を比べる装置でもあります。また、選択肢が多いのは幸せというより、選んだものが正解だったのか不安や不満の原因になっています。
「私がこの本で述べたい『レトロ』とは、つねに無理をして、より上の生活を追い求めていく駆け足人生をやめること。たえず新製品を追い求めるのではなく、すでに持っているものに満足し、それらに愛着を持って暮らすこと。自分の持ち物の数を一定に保ち、『私にはこれで充分』と納得することなのです」
この本は、ミニマリストとして有名なドミニック・ローホー さんにより書かれた、現代の生き方を鋭く突いた一冊。
忙しい毎日に身を置いていては見逃してしまいがちな、自分自身に満足して生きる過ごし方、お金や仕事との賢い付き合い方、シンプルに自分らしく生きる方法、SNSとの上手な付き合い方などが書かれています。
時間は自分で管理するもの
ここで私たちが忘れていることは、時間は自分自身で管理するものであるということ。なぜなら、私たちに委ねられてるこの時間こそが私たちの「人生」なのですから。
普段生活していると、私たちは「時間は無駄にしてはいけない」と思います。
特に仕事のスケジュールなんかになると、空いた時間はとにかく埋める、ということをしがち。
何もしないでぼーっとしていることに罪悪感を覚えてしまう人も多いはず…!
社会の仕組みも、その回転速度を加速させていて。365日空いている店、夜遅くまで営業している美容院、、、。確かに便利ですが自分たちの使える時間を目一杯埋めさせようとしています。
そしてみんな”やりたいこと”があるから、そのために自分の時間を使います。人脈を作りたいからそういう活動の予定を入れる、お金を貯めるためにバイトをギチギチに入れる、、。
好きなこと・やりたいことだから楽しいけど、ぼーっとするような時間を取ることは全然無くなっています。
だからこそ、あえて『何もしない時間』をつくる。
特に予定も入れず、好きな本を読み、その本を置いてコーヒーを飲み、また本を読み、あるいは昼寝をするというような贅沢な時間の過ごし方をしてみてください。
そうすると、もう少し、自分で時間をコントロールできるようになります。
本書でも、上手に時間と付き合う方法がたくさん紹介されています!
無駄と効率化の緩急をつけて生きる
現代社会は、めちゃくちゃ時間の加速を求められます。
コンピューターやITのパフォーマンスが上がれば上がるほど、やるべきことから解放されるどころか、どの仕事も緊急なものばかり、どれもが最優先となります。
なんでこんなに時間の加速が求められるんだろう?
その答えは明快で、この社会が競争で成り立っているから。
一方が成功すれば、もう一方はさらにそれに勝とうと競争が始まり、挑まなければ衰退が待っているからです。だから昼夜仕事でもSNSでも生産性を高めなさい、とか有益な情報を得なさい、と言われるんです。
たしかに、そんな現代社会なら、効率化させることはめちゃくちゃ大切ですが、忙しい時間の後に”くつろぎの時間”をつくることもとても大切。
その時間があるからこそ、忙しくても気持ちにゆとりも生まれるもの。
”無駄”と言われがちな時間の中にこそ、人間的な豊かさや感性の喜び、精神の落ち着きなどがあるはずなんですよね。
効率化と無駄に緩急をつけて生きるのが、効率化だけに流されず楽に生きる方法です。
ネットとの付き合い方
暇があればSNSを見ていて、スマホが片時もないと不安に思う方も多いはず。
現代ではスマホは無くてはならない必需品となっています。
でもやっぱりSNSはバーチャルな仮想空間。人とコミュニケーションを取っていても、やっぱりリアルで会って話すのとは訳が違う。
最近はSNS疲れやデジタルデトックス、フランスでは自撮り依存治療センターが作られたりとスマホ依存を断ち切る話も多いですが、もっとみんな五感をフル活用させるべき。
視覚、嗅覚、触覚、聴覚、味覚をちゃんと使ってる、、、?
川端康成の『古都』を読んで本に出てくる散歩ルートに沿って京都の街を歩いたり、違う角度で普段の生活を眺めると色々な面白い発見もあります。
バーチャルな空間やAIじゃ絶対できないような感動や身体的営み、データ化できないもの、共感を大切にした方がいい。
自らを社会ののけ者にする「マージナル化」のプロセスみたいに見えるかもしれないけど、インターネットの世界に最大限の警戒を怠らないことは大切です。
「忙しすぎる!」と思ったら読んで欲しい一冊
忙しさに囚われていると、すぐ近くにある本当に大切なものに気づけないことが多いです。
現代の社会は効率化させることやテクノロジーの発展に力を入れていますが、その波に流されるんじゃなくて、今一度立ち止まって見てほしい。
自分の中で、”満足できる基準”を設けて生きることの大切さを教えてくれる一冊でした。
- 忙しすぎて自分の時間が取れない人
- SNS疲れをしている人
- ミニマリスト的生き方をしたい人
- 自分軸を持っていきたい人
そんな方はぜひ読んで見てほしいです!!
生き方のヒントがたくさん詰まってる!!
▼ドミニック・ローホー さんの本はこちらでも紹介しています!
生き方に通ずる。片付け・断捨離をする人が読んでおくべき1冊を紹介
▼関連記事
20代は絶対に読むべき。四角大輔さんの安定を捨てた生き方がすごい