5月に入って突然決まった京都旅。
今回は本当は観光が目的ではなくて、
大学の授業の一貫で京都に行ったのだけれど
ちょっぴり自由時間があったので
京都のときめくものを探してきました。
Twitterでも#RIN旅で素敵スポットを紹介してるのでよかったら見てください〜!
京都駅
何回も通ってるはずの、京都駅。
意外と近くに素敵なスポットがあった、近すぎて見えなかったみたい。
夕暮れ時のオレンジ色の街が京都駅のガラスに反射して美しかった。
屋上まで続くエスカレーターを上がった先のステージ横のベンチは居心地がよかった。
風も吹き抜けて気持ちいい。
京都駅、普段から見慣れてるはずなのに
今回は改めてかっこいいな〜って思った。
鉄骨やむき出しのコンクリートがカッコいいし圧倒的迫力があって
ついつい見とれてしまう。
空間の作り方が、見ているだけで面白いスポット。
意外と身近なところにあることに気づく。
天 ten
京都に住んでる友達から激オススメされてたカフェ、「天 ten」。
ここの抹茶チーズケーキがオシャンティ。
抹茶とチーズケーキの相性がぴったり◎
器やコップ、空間までいちいち可愛くて長居してしまった、、、
このカフェで友達との話がとても弾んだ。
高知出身の友達がいて、
四国にはずっと行きたい〜〜と思ってたから夏休みに行く約束をした。
高知は坂本龍馬の出身地だし、隈研吾さんの建築も色々あるし、
何より山や海とかの自然が美しいそうなので楽しみすぎる。
美大の子たちと話しててよく思うんだけど(特に絵画系)、好きなものへの愛がすごい。
そして、周りを気にせずに堂々と好きなものをすき!と言える強さ。
周りと違うから恥ずかしい、とかそんなの関係なくて、自分がいい!好き!と思ったものはその気持ちを大切に持ち続けたいよね。
周りは関係なくて、大切なのは自分。
そして自分の好きなものを大切にして好きなもので周りを固めていくと、自分の感性に素直だからか、自分の苦手なものもはっきりとしてくる。苦手なものを見るとなんか気分悪くなっちゃったりするし。笑
あと、自分に嘘をついてるのも分かっちゃう。
最近はSNSの発達で色んな情報が見れるようになったし私もデザインを勉強している身として、最新の情報は仕入れなきゃなって思う。だからTwitterとかで「クリエイティブ」というリストを作ってそこにデザイン系のアカウントを追加して毎日バーッとTLを見たりしてチェックはしているんだけど、そこには自分の好きじゃないものも含まれてて。
最新の情報は手に入るけど、
自分の”好き”は深まらない。
そう思って、自分の好きなものや世界観にピッタリなアカウントを集めたリストを作ったら、もう、幸せ。どんどん好きが深まるし、アイデアもたくさん生まれる。
これって、地味に現代でも大切なことなんじゃないかな。
自分の気持ちに嘘をついて、
通りいっぺんの”好き”を大切にしてる人が多い気がする
美大の子と話してて
もっと自分の気持ちを大切にして
好きなものを深めようと思った。
伊右衛門サロン アトリエ
おすすめ場所として教えていただいた「伊右衛門サロン アトリエ」にも行ってきました。
お盆に料理が次々と乗せられてくるのだけど、
本当に贅沢な空間。
「釜炊きご飯を一から作るので少々お時間いただきます」と言われたんだけど、
その待ち時間さえもデザインされてるからなのかな。
現代って、とかく何事もスピードを求めるけど
料理を作ってるのを待つ時間って最高に贅沢だと思った。
これがチェーン店だったら絶対待つのめんどくさい、って思うはずなんだけど
目の前で料理を作ってくれて、
友達と喋りながら前菜をいただいて、
テーブルや器の素材も素敵だったから
それの触感を楽しんだりして。
五感を最大限に活かしてその時間をゆったりと楽しみたくなるような、そんな工夫が随所にしてあった。
スピード感や効率性も大切だけど、
あえてそういうものを無視した空間も全然素敵だな、
今度は普通にランチやスイーツを食べに行きたい。
素敵なお店を教えていただけて本当に感謝🙏
フランソア喫茶室
「な抹茶ツアーで京都に行ってきました!抹茶×建築巡り vol.2」の記事でも紹介してる去年の11月に行ってからすっかりお気に入りの場所になった「フランソア喫茶室」。
扉を開けると、クラシック音楽が流れてて、中世のヨーロッパにタイムスリップしたような気分になれる場所。
今回も、友達が絶対好きそう!と思って連れて行きたかった。
だけど、残念なことに改装されてしまってて。
好きだった昔らしさの残る壁が新しくまっ白に塗られてて、いわゆるディズニーランドのお店感が出てた(ディズニーランドを悪く言ってる訳ではない)。
この状態も十分素敵なんだけど、私の好きな、あの、昔らしさや異世界感がない、、。
その日1ショックだったんだけど、
こうやって古いものは取り壊されていくのか、と目の当たりにした気分。
昭和9年に造られたバロック様式の店内は、ほんとに1歩足を踏み入れると異世界のようで。
当時は戦争の足跡が聞こえる中、思想や芸術について語り合える場としても使われたりしたらしいんだけど、壁の黄色がかった色味やしみが時間の流れを感じさせてくれてた。
それが真っ白に塗られてたから、もう全然今っぽくなってて。しかも壁って、やっぱり内観でも大きな面積を占めてるから視覚的にも大きな影響を与えるし、ほんとに違和感が大きかった…。
もちろん、古くなったから改装とかをしなきゃいけないのは分かるけど、もう少しやり方考えて欲しかったな…というのが個人的な気もち。
改装前にもう1回行きたかったなぁ。
友達も、私が事前に「めっちゃいいよ!!!」って言ってたから、「あれ、こんな感じ、、、?」と拍子抜けしてた。ごめんね。
たまごサンドやスイーツは絶品なのでおすすめ♡
その他
他にもいくつか巡ったところがあるので写真とツイートを載せてみます。
京芸の自然と建物が素敵だった。すき。
抹茶巡り。抹茶部に入るくらいには抹茶すき。
https://twitter.com/byakuran_2205/status/1132912140375842819
鴨川でお酒を片手に友達数人で色々語り合い。笑
川のある暮らしっていいよなあ。
街中。
https://twitter.com/byakuran_2205/status/1132780703710494720
ときめきに囲まれて
街を歩くときは「ときめくものはないかな?可愛いもの(ところ)はないかな?」って考えながら歩いてます。
京都でも、それは同じ。
「建物の見方って、知識がないから分からない」とよく言われるのだけれど
私も全然知識は無くて。でも、それでもいいと思ってる。
単にかわいいもの探しをしたり、居心地の良さそうな空間を探すように街を見ています。
毎日の通学路でも、
「今日はかわいい模様がないか探して歩こう!」とか
「青色を探して歩こう」などとテーマを決めて歩くだけでもいつもと違った道に見えるし。
京都へ行くと、京都=古都というイメージがあるからか、
つい日本らしさを街に求めてしまうし
観光都市としてもそれを売りにしていると思うけれど
昔らしさだけじゃやっぱり古くなりすぎて住みにくかったり
現代には合わなかったりする。
だから、少し建物の内部構造に鉄骨を組み込んだり
和洋折衷な内観にしたりなど、色々な人々の工夫がある。
観光地って言ってもそこに住んでる人がいるし
住みやすさや居心地の良さを求める中で色々改良したところに
過去から現在につながる時間が積み重なってて”その街らしさ”が表れていると思うから
そこを見るために色々なところにもっと行きたい。
街らしさって、一回訪れるだけじゃ気付かないこともあるし
他の街との比較で見つかることもあるから
難しい。
でも、ときめくものを自分のレーダーで探してたら
自然とその街が好きになっちゃうし
そこに街が人を惹きつける魅力があるんだろうなって思います。
そんな感じで、自由時間は短かったけど色々なことを考えられた旅でした。
▼関連記事
な抹茶ツアーで京都に行ってきました!抹茶×建築巡りvol.1
▼おすすめスポットも紹介してます!
Travel・spotのカテゴリー一覧