「日本の美術館」といえば、いつも混んでいるイメージ。
一つの作品を観るのにも、前の人が進むのを待って、みんなが進むペースに合わせて、
自分の好きなように見れないのが難点だといつも思っている。
それに比べて、ヨーロッパの美術館はゆったりと鑑賞できます。
疲れたら少しベンチに座って休憩したり、大好きな作品の前ではずーっと立ち止まって見惚れたり、
今回バルセロナ滞在中に訪れた「ミロ美術館」は、作品はもちろん、建物や内部空間、人々の見方など全てにおいて心地いい美術館だったので、写真とともに紹介する。
ジョアン・ミロとミロ美術館
「ミロ」という名前を一度は聞いたことがある、という方も多いのではないでしょうか?
ジョアン・ミロは20世紀のスペインの画家で、具象と抽象の間を行くような独特な画風が特徴。
シュルレアリスム画家と解釈されていますが、デフォルメを使った有機的な形態、激しい色使いなどは古典的・写実的な作風を用いることの多いシュルレアリスム作家とは一線を画しています。
そして、「ミロ美術館」はミロが1968年に構想し、親友とともに設立した個人の美術館。個人の美術館としては最大級だそう。
ミロは、芸術家たちの新しい挑戦を促すような新しい施設を作りたいと考えており、このミロ美術館は「美術館」に対する新しい視点としてつくられました。
内部空間は、建物内に十分に外の光を取り入れ開放感のあるつくりにし、また来館者が建物内を自然に進んでゆけるよう中庭とテラスが設けられている。
実際に「美術館なの!?」と思うくらいあっけらかんとして優しい陽光の差す空間だった..!
ミロ美術館の内部展示説明
まずは、入り口。
建物自体もシンプルでコロンとしたカタチがかわいい。
白に絵でよく使われる原色の色合いが映えてる。
入場券をもらって、観覧スタート!!
英語でOKならオーディオガイドもつけられるみたい。
1〜22の展示スペースがあるから、順番に回っていく。
館内はフラッシュをたかなければ撮影可能。
私は朝の9:00過ぎくらいに行ったのだけれど、全然人もまばらでゆっくりとみて回れた。
途中途中のベンチや椅子で休憩している人も結構いて、
監視役の人も普通にスマホいじったりしてたので笑のんびりとした気持ちで見れる。
ミロの作品は、彫刻などのオブジェから絵画、スケッチ、ラフ画、プロダクトまでさまざまで、こんなに自由に好き勝手に表現している人がいるんだ〜と感銘を受けた
個人的には、無理にこれをしよう!と特定しなくてもいい、やりたいと思ったらなんでも挑戦してみればいい!というメッセージをもらった気がした。
本当に色々な作品を作ってる。
ミロ美術館では、お庭や屋上にも行くことができる。
お庭からは、バルセロナのまちが一望できる。
バルセロナの街とミロの作品が美しい、、、。
屋上には、ミロのオブジェが点在。
建物白いシンプルな空間に、ミロの原色を使った作品が映える〜〜!
それから、空間全体を使った展示空間も。
他にも、ミロのスケッチやアイデアのラフ画、イラストなども展示してありました。
館内にはカフェも併設されており、美術館でゆっくり作品を見たあとは、カフェでのんびりすることもできます!
ショップももちろんあります!
ここは本当にバルセロナに訪れた際にはぜひ行って見てほしい場所なので、よかったら訪れて見てください〜!
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