こんにちは、美大生のRINです!
現在、美大に通っているのですが、実際に生活していると
「受験前にこれやっておいてよかった!!」とか
逆に「受験前にちゃんとこういうことしておくんだった、、、悔やんでも遅い…orz」と思ったりします。
そこでこの記事では、私が美大に入る前に戻ったら絶対これはやっておく!!!!ということをまとめてみました。
美大受験生はよかったら参考にしてみてください!
Contents
1、デザイン・アートの基礎力を身につけておく
そこそこ有名な美大に入ろうと目指している美大受験生は、画塾である程度の基礎力をつけておきましょう。
もちろん、そのために画塾や美大受験予備校があるのですが、デッサンや平面構成などをちょっと3ヶ月やった、くらいで美大に受かってしまうと後々苦労することが多くなります…..。
実技試験である程度の実技力があれば受かる大学では、1、2年で基礎力を磨く授業が多く履いていますが、入学時から高い実技力が求められる美大では、1年次から専門性に特化した内容の授業が行われます。
基礎力がついていないと、専門的なことをした時に伸び悩みやすい!
基礎力って、やっぱり大切で、木でいうと根っこのようなもの。根っこの部分がしっかりしていないと、色々な技術が身についても応用が効きません。
逆に、基礎力がしっかりしていると、途中から大きく伸びやすいです。特にデザインなどは勉強と似ています!
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2、自分のやりたい分野の情報に敏感になっておく
自分の進みたい分野の情報には、敏感になっておきましょう。
私は空間デザインを専門に学んでいますが、有名な建築家、ディスプレイデザイナー、インテリアデザイナー、家具デザイナーについて知っているのはもちろん、最新の商業施設の情報や今年のトレンド、今どんなデザインが熱いのかなどを常にリサーチしていなければいけません。
それは、自分が作品を作る時に時代性を考えたり、いいアイデアを取り入れたりする必要があるから。
そういう最新の情報に敏感になってないと、今どんなデザインが求められているのかも分かりませんし、時代遅れなデザインを産んだりしてしまいます。
自分のやりたい分野の情報には最低限、しっかり目をつけておきましょう。
好きな分野だから自然と情報収集をしてしまう人も多いはず!◎
3、有名なデザイナーやアーティストの名前や作品はある程度知っておく
美大に入ると分かるのですが、周りの子たちはみんなデザインやアート、芸術の情報についてよく知っています◎
自分の専門分野だけじゃなくて、デザイン科でも過去の西洋美術や日本画家の有名作品などについて知っています。
教授からも、当たり前に「〇〇って人いるじゃん?」と言われたりするので、根本的な知識についてはしっかりつけておくことをお勧めします。
でないと、知識のなさが露呈して恥ずかしい事態を招きかねません(笑)
また、自分の好きなデザイナーやアーティストの話についてもよく知っているので好きな作品についてたくさん話すこともできます!
4、アイデア力を鍛える
上手い絵やデザインが作れる、というのも大切ですが、根本的なコンセプトやアイデア設計ってとても大切だと思っています。
技術面は、言ってしまえば努力すれば誰でも身につけられるもの。
しかし、根本的なその人のアイデアや世界観、考え方や価値観などは真似しようと思ってもできるものではありません。
そこの、その人ならでは強みや特徴を鍛えることが大切だと思っています。
技術面ばかりに走って、本質的な部分がおざなりにならないように気をつけましょう。
▼作品への向き合い方やアートを作る考え方の部分は「アート・スピリット」という本がおすすめです。
5、自己コントロール力をつける
美大に入ると、メンタルを著しく害することがあります。
理由は簡単で、周りに自分と同じくらい、あるいは自分よりも上手い人がたくさんいるから。
高校では「絵上手いね!」「美大に行ったほうがいいよ!」などと言われて美大受験をしたとしても、そういう人が大勢集まっているのが美大ですから、自分より上手い人がたくさんいるのは当たり前です。
その中で、自分と他人を比較したり、できない自分を責めたりして病んでしまう人が多いんですね。
大切なのは、自分なりの基準を持つこと。
周りと比べすぎるんじゃなくて、過去の自分と比べて成長できているか、上達しているか。自分の中で判断するようにしないと、苦しくなります。
そこらへんの自己コントロール力はつけておくのがおすすめです!
6、勉強もしっかりやっておく
「勉強が苦手だから美大に行く」
「美大生は勉強が苦手だ」
いまだに一般的なイメージとしてちょくちょく言われることがありますが、先に言っておきます。
勉強ができないと美大には受かりにくいです。
美大の受験は主に「実技試験」と「学科試験」から成り立っていますが、その実技と学科の割合は、大学によりまちまち。
大概3:2や7:4とかですが、競争倍率の激しい大学だと、どんなに実技が良くても学科試験が取れてないと合格できないことが多いです。
実際私の友達で実技満点だったのに学科試験がボロボロで不合格だった子もいた!
逆にいうと、学科ができれば実技をカバーして合格することもできるので、実技の勉強だけでなく学科試験の勉強もしっかりしておきましょう!
▼私もセンターは9割とか取ってました!
毎日画塾に通いながらセンター試験で9割取った私が教える必ず結果を出す3つの方法
7、体力をつけておく
意外と思われるかもしれませんが、絵を描くのにはかなりの体力を使います。
デッサン一つとっても、目を使うし、見たものをどう絵に落とし込むか頭もフル回転させるし、手というか肩から手先まで大きく使って描写します。
美大受験の直前期などは、3時間で1枚のデッサンを1日に3回やったりすることもあるのでかなりヘトヘトになります。
画塾から家に帰り着いた時はいつもバタンキューだった….!
目と、頭と、手と。
ただじーっと座って絵を描いているだけではありません。
また、美大に入ると(特にデザイン科は)課題が忙しくて徹夜することもちょくちょくあります。
中には3徹したりする人もいるし、体力をつけておかないと体調を崩したりしやすくなってしまいます。
事前に基礎体力はつけておくようにしましょう!
8、伝える力をつける
これは、私も現在進行形で鍛えているのですが、自分の伝えたいことを相手に伝える力を身につけておきましょう。
デザインやアートなどの芸術は、簡単に言ってしまうと人と人のコミュニケーションツールです。
伝える手段が絵、グラフィック、空間、プロダクト、彫刻、文章、、などと人によって色々あると思いますが、根本には「何かを伝えたい!」って気持ちがあります。そのための伝える力って必需品なので、色々なやり方で鍛えておくと良いでしょう◎
デザイン科に特化して言うと、作品について説明したり、プレゼンボードやポートフォリオを作る機会が多くあります。
その時に、相手にどうすれば伝わるか、共感や新しさを感じてもらえるかなどが大切になってきます。
伝わるかどうかで、教授などの反応も変わってきますし。
美大生の中には、作品を作ることに力を注ぎ、プレゼンや伝えたりするのが苦手な人もいるので、ぜひ鍛えておくことをおすすめします。
私は、ブログを書いたりすることで結構その部分が鍛えられたと思っていて、デザイナーでも文章を書く機会は結構あるのでブログをするのもおすすめです!
美大に入る前に色々な準備をやっておこう!
今回は、美大に入る前にやっておくといいことを8つ紹介しました。
当たり前にしておくべきこともあれば、美大に入ったからこそしておいたがいいということに気づけたものもあります。
この記事を読んで美大に対してのハードルの高さを感じた方もいるかもしれませんが、本当に芸術やデザインが好きでやりたいなら、美大は最高の環境だと思います◎
切磋琢磨できる仲間がいるし、指導してくれる有名なデザイナーやアーティストがいたり、静かに作品に集中して作る環境も揃っています。
私も今、美大に入って本当に満足しているので、美大受験を考えている方は頑張って欲しいです!
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